「ホームページを作ったのに、Googleで全然見つけてもらえない」と相談してくださるお客様から、よくこんな言葉を聞きます。「記事も書いているし、画像も入れている。何が足りないんだろう?」と。
原因はひとつとは限りませんが、相談を受けるたびに私が真っ先に確認するのが「内部リンク」の状態です。ページとページをつなぐリンクが整っていないと、Googleの目にはサイト全体の構造が見えにくくなります。結果として、せっかく書いたブログ記事や大切なサービスページが、検索結果にほとんど出てこないまま埋もれてしまうことがあります。
千葉市でWEBデザイナーとして活動している私は、制作後に「検索されない」「アクセスが増えない」というご相談をいただくたびに、内部リンクを見直すだけで状況が変わったケースをいくつも経験してきました。難しいプログラムの話ではなく、WordPressの管理画面から今日でも確認できる内容です。今日の記事では、内部リンクの仕組みと正しい設定のポイントをお伝えします。
「内部リンク」って何?身近なものに例えると
まずは言葉の意味から整理します。
「リンク」とは、クリックすると別のページへ飛べる仕組みのことです。青い文字や下線のついたテキストをクリックすると別のページへ移動しますよね。あれです。
このリンクには2種類あります。自分のホームページの中にある別のページへつなぐリンクが「内部リンク」、別の会社やサービスのサイトへつなぐリンクが「外部リンク」です。
イメージは「お店の中の案内板」
お店で例えると、内部リンクはお店の中に貼ってある「関連商品はあちらにあります」という案内板のようなものです。「サービス紹介ページ」を読んでいたお客様が、「料金ページ」へスムーズに進めるリンクがあれば、それが内部リンクです。
一方、外部リンクは「近くのコインパーキングはこちら」と外へ案内するようなもの。自分のサイトの外へ出てしまうリンクです。

内部リンクは「自分のサイトの中だけをつなぐリンク」と覚えておくだけで大丈夫です。
難しい技術の話ではなく、「ページとページをどうつなぐか」という設計の話です。
なぜ内部リンクがSEOに関係するのか
「内部リンクってただの移動ボタンでしょ?」と思うかもしれません。でも実は、Googleがサイトを評価する仕組みに深く関わっています。
Googleのクローラーは「リンクという道」しか走れない
Googleは「クローラー」という、サイトをぐるぐると自動で巡回するプログラムを使って、世界中のホームページを調べています。このクローラーは、リンクをたどって次のページへと進んでいきます。
つまり、リンクでつながっていないページへはクローラーが辿り着けません。一生懸命書いたブログ記事も、どこからもリンクされていなければ「存在しないも同然」の状態になってしまうことがあります。

私がお客様にお伝えするとき、よく使う例えがあります。
「クローラーは地図がなければ目的地に辿り着けません。内部リンクはその地図です」と。
リンクという道を整備することが、Googleへの最初の案内になります。
「重要なページ」をGoogleに伝えられる
内部リンクにはもう一つ大事な役割があります。複数のページからリンクを集めているページほど、Googleから「このページは重要だ」と評価されやすくなります。
お客様に一番見てほしいサービスページへのリンクを、トップページ・ブログ記事・プロフィールページのあちこちに設置しておく。それだけで「このページが大切です」というメッセージをGoogleへ繰り返し届けることができます。
読者がサイトの中を回ってくれる
読者にとっても、内部リンクは「次に読みたいものが見つかる」道案内です。ブログ記事を読んで「もっと詳しく知りたい」と感じたとき、関連ページへのリンクがあれば自然に次のページへ進んでもらえます。
読者がたくさんのページを見てくれると、それ自体がGoogleに「役に立つサイトだ」と評価されるサインになります。内部リンクは読者のためでもあり、SEOのためでもある、一石二鳥の設定です。
正しい内部リンクの設定|3つのポイント
内部リンクの役割が分かったところで、「じゃあどうすればいいの?」という具体的な話に移ります。
ポイント①「こちら」「詳しくはこちら」をやめる
リンクとして設定するテキストのことを「アンカーテキスト」と言います。このアンカーテキストが「こちら」「詳しくはこちら」のような漠然とした言葉になっていると、Googleはリンク先のページが何について書かれているか判断できません。
よくない例:ホームページ制作について「詳しくはこちら」をご覧ください
よい例:料金の詳細や制作の流れは「ホームページ制作の料金と流れ」でまとめています
リンクの文字だけ読んでも「どんなページへ飛ぶのか」が伝わるように書くのが基本です。

私もお客様のサイトを拝見するとき、アンカーテキストを必ず確認します。
「こちら」「ページはこちら」だらけのサイトは、改善の余地がたくさん残っている状態です。
文字を変えるだけなので、今日からすぐ取り組めます。
ポイント②:サイト全体をピラミッド型に整える
ホームページのリンク構造は、ピラミッドのような形にするのが基本です。一番上にトップページがあって、その下にカテゴリーページ(「ブログ一覧」「サービス一覧」など)、さらにその下に個別のページ(「各ブログ記事」「料金ページ」など)という階層を作ります。
この構造が整っていると、トップページから流れてくるGoogleの評価が下の階層のページにも届いていきます。WordPressで作っている場合は、画面上部のグローバルナビゲーションや画面下部のフッターに主要ページへのリンクをまとめておくと、全ページから自動的に内部リンクを設定できます。
また、ページの上部に「トップ>ブログ>この記事」のように今いる場所を示す「パンくずリスト」を設置しておくのも、Googleとの相性がよい設定のひとつです。読者にとっては今いる場所が一目で分かり、Googleにはサイトの構造を伝えられます。
ポイント③:「どこからもリンクされていないページ」を作らない
サイト内のどこからもリンクが張られていないページのことを「孤立したページ」と言います。クローラーが辿り着けないため、検索結果に表示されないまま埋もれてしまうことがほとんどです。
孤立したページができやすいのは、こんな場面です。
- キャンペーン終了後の特設ページを削除し忘れていた
- サイトをリニューアルしたとき、古いページへのリンクを消してしまった
- 新しいブログ記事を書いたが、どのページからもリンクしていない
WordPressの管理画面から記事一覧を開いて、グローバルナビゲーションやほかの記事からリンクされていないページがないかを確認するだけでも、十分なチェックになります。
やってしまいがちな失敗パターン3つ
内部リンクを増やそうとするあまり、逆効果になるパターンもあります。私がお客様のサイトでよく見かける失敗をまとめました。
失敗①:1記事にリンクを貼りすぎる
「リンクはたくさんあった方がいい」と思って、1記事に10本も15本も入れてしまうケースがあります。リンクが多すぎると読者が「どこを読めばいいか分からない」と感じてしまいます。1記事あたり6〜8本を目安に、本当に必要な箇所だけに絞るのがおすすめです。
失敗②:文脈と関係のないページへリンクする
読んでいる記事と関係のないページへのリンクは、読者にとっても唐突ですし、Googleもリンクの関連性を評価しています。今読んでいる内容と自然につながるページへのリンクだけを設置しましょう。
失敗③:プライバシーポリシーなど重要度が低いページへのリンクを集めすぎる
プライバシーポリシーや利用規約ページへのリンクが、サイト全体からたくさん集まっている状態は見直しのポイントです。こういったページへのリンクは最小限に抑えて、集客につながる重要なページにリンクを集中させましょう。
今日から確認できる「内部リンクチェックリスト」
難しいツールがなくても、以下のポイントを確認するだけで内部リンクの状態を手軽にチェックできます。
- 主要なページ(サービス紹介・料金・お問い合わせ)へのリンクが、複数のページから設置されているか
- リンクの文字が「こちら」「詳しくはこちら」になっていないか
- グローバルナビゲーション・フッターに重要なページが入っているか
- パンくずリストが表示されているか
- 使わなくなった古いページが削除またはリンクなしのまま放置されていないか
一つひとつ確認していくだけで、サイト全体のSEO環境が少しずつ整っていきます。SEOの基礎的な考え方については、ホームページのSEO基本を解説した記事もあわせて読んでみてください。
まとめ
内部リンクは、ホームページのSEOを改善するうえで今日からすぐに取り組める施策のひとつです。
アンカーテキストは「こちら」ではなくリンク先の内容が伝わる具体的な言葉にすること。サイト全体をピラミッド型の構造にして評価が下の層まで届くようにすること。どこからもリンクされていない孤立したページを作らないよう気をつけること。この3点を意識するだけで、Googleに伝わるサイトの構造はぐっと整ってきます。
「自分のサイトはどうなっているか確認してほしい」「内部リンクの見直し方を一緒に考えてほしい」という方は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。初回のご相談は無料でお受けしています。
千葉市を拠点にホームページ制作をしているskymotherが、一緒に現状を確認します。


