「いつか自分の好きなことで起業してみたい」そんな素敵な夢を胸に抱きながらも、「でも、何から始めたらいいんだろう…」「私にできるかな…」と、漠然とした不安の中で一歩を踏み出せずにいませんか。
頭の中ではたくさんのアイデアや想いが渦巻いているのに、どこから手をつけていいか分からず、時間だけが過ぎていくような感覚。その気持ち、とてもよく分かります。
この記事では、そんなあなたの心の中にある大切な夢の種を、具体的な目標へと育てていくための、シンプルで強力な方法をご紹介します。それは、特別なスキルも高価なツールも必要ない、「ノートと手帳に手で書く」という方法です。
この記事を読み終える頃には、頭の中のモヤモヤがすっきりと晴れ、「これなら私にもできそう」と、未来への具体的な一歩を踏み出す自信が湧いてくるはずです。私自身の体験を元にお伝えしていきたいと思います。
なぜ「ノートと手帳に書く」ことが起業の夢への近道になるの?
パソコンやスマートフォンが当たり前の時代に、どうしてわざわざ手書きなの?と思われるかもしれません。しかし、手で文字を書くという行為には、デジタルツールにはない不思議な力があります。それは、ぼんやりとしていた頭の中のイメージを、はっきりとした輪郭を持つ「自分の言葉」に変えてくれる力です。

私自身、起業準備を始めた頃は、やりたいことと不安なことが頭の中でごちゃ混ぜになって、よく立ち止まっていました。そんな時、1冊のノートに思いつくまま気持ちを書き出してみたんです。
すると不思議なことに、進むべき道が少しずつ見えてきて、心が軽くなったのを今でも覚えています。
漠然とした想いが「自分の言葉」で具体的になる
「素敵なカフェを開きたい」
「ハンドメイド作品を届けたい」
「誰かの悩みに寄り添うサービスをしたい」
あなたの夢は、どんな形をしていますか。ノートに書き出すという行為は、その漠然とした想いを、あなた自身の「言葉」で定義し直す作業です。
書くためには、自分の心と向き合い、言葉を選ばなくてはなりません。このプロセスを通じて、自分でも気づいていなかった本当の願いや、大切にしたい価値観が明確になっていきます。
カリフォルニア・ドミニカン大学の心理学の研究によると、目標を紙に書き出した人は、そうでない人に比べて目標達成率が大幅に高くなるという結果も報告されています。
これは、書くことで脳がその目標を「重要なこと」だと認識し、関連する情報に注意を向けるようになるからです。まるで、夢へのアンテナが立つようなイメージですね。
頭の中が整理されて「やるべきこと」が見えてくる
私たちの頭の中は、日々たくさんの情報であふれています。特に起業を考えると、「事業計画」「資金のこと」「集客方法」「必要なスキル」など、考えるべきことが山積みで、パニックになってしまうこともあるでしょう。
そんな時、私は頭にいっぱい詰まったことを、すべてノートに書き出すようにしています。これは、頭の中の記憶装置(ワーキングメモリ)の容量をできる限り軽くするための意識的な習慣です。
- 思考の可視化: 頭の中にあることをすべて書き出すことで、全体像を客観的に眺めることができます。
- 課題の明確化: 何が不安なのか、何が足りないのかを具体的に書き出すことで、漠然とした不安が「解決すべき課題」に変わります。
- 優先順位付け: やるべきことがリストアップされると、「今すぐやること」「少し先でいいこと」など、行動の優先順位がつけやすくなります。

頭の中の「ごちゃごちゃ」をノートに移すことで、脳に空きスペースが生まれます。そのスペースに、新しいアイデアが生まれたり、物事に集中して取り組むためのエネルギーが湧いてきたりするのです。
夢を形にするためのノート&手帳活用ステップ

では、具体的にどのようにノートと手帳を活用していけばいいのでしょうか。ここでは、私自身が実践している、誰でも今日から始められる具体的なステップをご紹介します。
「ノート」は思考を広げ深めるための場所、「手帳」は行動を管理するための場所、と使い分けるのがポイントです。
ステップ1: 年に1度の「未来予想図」で大きな羅針盤を持つ
まずは年に1回、じっくりと時間をとって、自分の進むべき方向を示す大きな羅針盤を作りましょう。長期的な視点を持つことで、日々の小さな選択に迷いが少なくなります。
- 5年後の目標を手帳に書く: 私は毎年、手帳の最初のページに「5年後の自分」がどうなっていたいかを書いています。「〇〇な事業で月商〇〇円を達成している」「家族と〇〇へ旅行している」など、仕事もプライベートも具体的に描くことで、そこから逆算して「じゃあ、この1年は何をすべきか」が見えてきます。
- 目標達成シートを活用する: 有名なスポーツ選手も活用している「原田メソッド」の目標達成シートなどを使い、大きな目標を達成するために必要な要素(思考、技術、行動など)を多角的に洗い出すのもおすすめです。年に一度これを行うことで、自分の現在地と目指すゴールが明確になります。
ステップ2: 週に1度の「ノートDAY」で頭と心をデトックスする
忙しい毎日の中でも、意識的に思考を整理する時間を作ることが大切です。私は週に1回、カフェなどで「ノートDAY」を設けています。これは、頭と心をデトックスするための大切な時間です。
- 頭の中を空っぽにする(ブレインダンプ): ノートを開き、テーマを決めずに、今頭に浮かんでいることを片っ端から書き出します。仕事のアイデア、不安なこと、気になるニュース、読みたい本、家族のことなど、どんなことでも構いません。時間を決めて(例えば15分間)、とにかく手を動かし続けるのがコツです。
- 書き出したことを見つめ直す: 一通り書き出したら、それらを眺めてみます。すると、「あ、自分は今こんなことに関心があるんだな」「この不安は、こうすれば解決できるかも」といった気づきが生まれます。緊急性の高いタスクは手帳に書き写し、面白いアイデアは深掘りしていくなど、次のアクションに繋げていきます。
ステップ3: 月・週の計画で「今やること」に行動を落とし込む
年に一度設定した大きな目標も、日々の行動に落とし込まなければ絵に描いた餅になってしまいます。そこで活躍するのが「手帳」です。
- 月に1回、やりたいことを10個書く: 月の初めに、その月に「やりたいことリスト」を手帳に書き出します。仕事の目標だけでなく、「新しいカフェに行ってみる」「映画を観る」といったプライベートな楽しみも入れるのがポイントです。
- 週に1回、来週の予定を立てる: 週末に、その「やりたいことリスト」を眺めながら、来週のスケジュールを手帳に落とし込んでいきます。「水曜の午前中にブログを1本書く」「金曜の夜は友人と食事に行く」というように、具体的な日時に組み込むことで、行動する確率がぐっと高まります。
ステップ4: 毎日の「良かったこと探し」で自己肯定感を育てる
最後に、モチベーションを維持し、前向きな気持ちで進み続けるための小さな習慣です。私は手帳の片隅に、毎日「前日にあった良かったこと」を3つ書くようにしています。
- 「お客様から嬉しい言葉をいただいた」
- 「集中して作業ができた」
- 「美味しいコーヒーが飲めた」
どんなに些細なことでも構いません。良かったことを探す癖をつけることで、自然と物事の良い面に目が向くようになり、自己肯定感が高まります。起業という道のりは、時に孤独や不安を感じることもあります。そんな時、この「良かったことリスト」が、あなたを励ます小さなお守りになってくれるはずです。
まとめ
「起業したい」という、心の中に生まれた大切な想い。その漠然とした輝きを、具体的な一歩へと変える魔法の道具が、あなたのお手元にある1冊のノートと手帳です。ノートで思考を広げ、手帳で行動を管理する。この2つを使い分けることで、あなたは自分自身の最高の相談相手となり、夢へのナビゲーターとなります。
思考が整理され、やるべきことが明確になり、何より「自分ならできるかもしれない」という静かな自信が湧いてくる。その感覚を、ぜひ味わってみてください。完璧な計画を立てようとしなくて大丈夫です。まずは、ノートを開いてペンを走らせてみること。走り書きでも、イラストでも構いません。あなただけの物語を、まずはノートの上から始めてみませんか。
ノートに書き出した夢やアイデアを、次はたくさんの人に届けるための「場所」が必要になります。その強力なツールの一つが、WordPressで作成するホームページやブログです。自分の想いを自由に表現し、理想のお客様と繋がるための大切な拠点となります。
もし、あなたがノートに書いた夢を、Webという世界で形にしていく過程で、「一人では難しそう」「PCが苦手で不安」と感じることがあれば、いつでも思い出してください。
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